Before
従来の供給ラインの自動機において、多丁取りトレイ（取り出しトレイ）からワークを取り出した時、ワーク間隔（取数）が変われば、その都度、生産ラインを一時停止し、取り出しハンドを交換する必要がありました。品種が変わる度に生産ラインの停止時間、取り出しハンドの交換時間が必要となってしまうため、過剰な生産リードタイムを発生させる要因の1つとなっていました。
コストダウン事例
After
供給ラインの自動機の取り出しハンドの間隔を可変式に変更することにより、品種が代わる度に取り出しハンドを交換する必要がくなります。そのため、小ロット多種にも対応できるようになりました。また、生産ラインを停止しての、取り出しハンドの交換が不要になったため、不要なリードタイムの削減を行うことができるようになりました。
多様化するニーズにこたえるため、小ロット、多品種の生産が主流になってきています。自動化した生産ラインもその流れに対応する必要があり、ワークサイズを変更しても設計変更や調整が不要な自動機に変更していかなければなりません。また、それによって生産性も向上し、リードタイムの短縮、コストダウンにもつなげることが可能になります。